トランペット奏者は音のイメージと呼吸をリンクさせて奏法を安定させるべし!

こんにちは!@ryorasppです。

今日は管楽器奏者全般にいえること、とても大事な呼吸のお話をしようと思います。

トランペット奏者はもちろん様々な楽器の方、歌を専門にしている方にも参考になることが盛りだくさんのため是非参考にして頂けたら幸いです。

これからトランペットをはじめたい、最近はじめたがうまくいかないそういう方にもきっと役立てて頂けるものにしてありますので、是非これを読み上達し音楽を大いに楽しみましょう!

 

僕自身、トランペットという楽器を小学生の頃からやっており、それなりに経験があります。それまでに沢山の本を読み、沢山の方に指導して頂いたり、友達といろいろ話し合ってきて、最近、呼吸の仕方、トランペットの吹き方というものがしっかりとしはじめております。その経緯や実践するにはどうすればいいかをまとめていこうと思います。

 

目次

まずはQ&A形式でわかりやすくまとめてみます!

 

トランペットはどこで鳴らすの?

トランペットは楽器なんだから、トランペットが鳴らしてるんじゃないの?と思っている方、半分正解ですが、もっと重要なことがあります。

 

⬇️の写真を見て分る通り、トランペットというのは、本体とマウスピースがあり、マウスピースというのは靴みたいなもので、子供のときと大人でサイズが変わったり、吹きたい音楽に合わせてサイズを変えたりすることもあります。このマウスピースというのは音をならすのに重要な役割を持っているのでをもう少し見てみましょう。

IMG_5109 2

 

 

⬇️写真を見てみると、マウスピースというのはカップの形をしており、唇の真ん中あたりがすっぽりはまるようになっております。

※10Mの間違いでした。

Jettone10MD

 

つまり、マウスピースというのは唇の真ん中をおさえているだけなのです!

 

みなさん小さい頃、唇をプルプルして「ブーーー」と遊びませんでしたか?。

僕はその遊びが大好きで幼稚園の頃よくやっていたのを覚えてます。

それがトランペットの音のならし方なのです!

マウスピースがなければただ唇がプルプルするだけなのですが、マウスピースで真ん中の方を固定することにより、プルプルがさらに早くなり、一秒間に400回ぐらい振動することが出来てしまうんです!!

この振動が遅ければ、低い音。この振動が速ければ、高い音。

となるわけです。

つまり、トランペットは唇が鳴らしています!

はい、答えが出ました!

 

そこで問題。

トランペットはどうやって唇の振動の速さを変えているの?

皆さん口笛を吹いたことはありますか?

 

僕は小学二年生の頃に友達が吹けてるのをみて、自分も吹きたい!と思ってましたが、

乳歯が抜けてどうやっても音が出なかったり、あきらめては吹く、でも音が出ないからまたあきらめるの繰り返しでしたが、

そんな状況から転機がきました!

口笛とは関係なく、ただ唇をすぼめた状態で息を吸ったら、何と音が鳴ったのです!!!

そう、口笛は息を吸うときでも音が鳴るのです。

それからというもの、それで遊びまくっているうちに、息を吐いているときにも音が出るようになりました!!!

 

そこで話を戻しましょう!

口笛というのはどのように音の高さをかえているのでしょうか、

是非この記事を読んでいる方は是非やってみましょう!

まず、普通に「ひゅー」っと鳴らしてみてください。

そのままの状態で、お腹に思いっきり力をいれ息を思いっきり吹いてみてください。

さあ、どうなりましたか?

音がかすれてならなくなってしまったのであれば練習不足であって何度もやってみるとできるようになりますが、

できた方、音すこし高くなったと思います!

これは息のスピードが変わったからであります。

 

実はまだほうほうがあります。

もう一度普通に「ひゅー」と鳴らしてみてください。

次に、顎を吹きながら下げてみてください。

 

さあ、どうなりましたか?

 

音が低くなったと思います。

 

さらに、次は、「ひゅー」と鳴らしている状態で、喉を下げて広げてみてください、

音が低くなりましたよね!

喉を広げるのが難しいという方、オペラのような歌声を出してみてください。「オー」と歌うのがコツです。

そうすると喉がひろくなると思います。

 

さあ、次に次に、今度は「ひゅー」と鳴らしている状態で、舌の形を「ゅー」から「ぃー」にしてみてください。

音が高くなりましたよね!。

これは、「イ」という発音にしたことによって舌が上がり、口の中が狭くなったことによって息のスピードが上がり高い音に鳴ったのです!

 

それでは話を戻しましょう。

唇の振動を速くしたり遅くするにはどうすればいいのか、

もうお分かりですよね。

口笛と同じなのです!

息のスピードをいかに速くするのかで唇の振動も速くなり高い音に鳴り、いかに遅くするのかで唇の振動が遅くなり低い音が鳴るようになります!!

 

じゃあ呼吸や息のスピードと出したい音をあわせるにはどうしたらいいの?

まずは、唇、口の中、舌の形、喉、胸、お腹、背中を膨らましたり広げたり、狭くしたり、いろいろやってみてください、全体のバランスをいかにかえるかを意識し、何度も何度も試行錯誤して吹いていくうちに、

こういう音色はこんなバランス。

高い音はこうする。

低い音はこうする。

というのが身に付いてきます。

そうなったら、あなたは自由に安定して、調子のいい日悪い日なんて吹っ飛ばして、この曲はこれがいいなとかでてくるので、それを覚えて、人前で吹くときでもなんともなく普通に吹いて、楽しく演奏することができます!!!

 

一番大事なのは、音のイメージを頭に思い浮かべてだけで、体が無意識にその音にあった状態になり、息を吹いたらその音が鳴っていることです。

 

結論! そしてまとめ!! ここ大事!!!

トランペット奏者は音のイメージと呼吸をリンクさせて奏法を安定させるべし!

 

いろいろ書きましたが、大事なのは、

1、とにかく吸えるだけ吸う!!

2、止める!この時の止め具合で音の高さや音のイメージを調整します。

3、そして脱力!ため息するように、はぁっと力を抜くだけです。

 

ここを気をつければスランプなんてありません!!

逆に調子が悪いなって時はたくさん吸う、そして脱力、これらが抜けている時がほとんどです。

僕はトランペットはじめて10年たちますが、たくさん吸うこれを特に本番!忘れてしまいがちなので、そこを意識すると大概うまく行きました。

それと、ため息でトランペットで大きな音出せるの??っと思うかもしれませんが、

出せます!

マウスピースをみてください、とても小さな穴です。

つまり、息の量なんていらないのです。

大事なのは吸って、止めて、圧力を作る

これで、高い音から大きな音まで必ず出ます!!

 

 

それでは、ここまで僕にしっかりとした、奏法を教えて頂いた本をご紹介します。

もっと専門的なことを知りたい!

もっと上達したい!

もっと高い音が出したい!

綺麗で迫力のあるハイトーン(高い音)が出したい!

という方はぜひぜひ!読んでみてください!!!

僕はこれらの本を中学時代、高校時代に読みあさり今の自分に至りました。

皆さん、専門的なものが多くて読むのが大変。難しそうというのがあるのかもしれませんが、

この記事で出てきた、口笛などたとえ話で理解できたあなたならきっとすらすらと理解できることでしょう。

 

トランペットの吹き方、その他管楽器の吹き方で悩んでいる方この記事に書いてあることを実践してみてください!

日本中の管楽器奏者が自由に楽しく、吹きたいように吹いて、音楽というものに没頭し、豊かな毎日を送れることを心より願って応援しております。

 

以上、ryorasppによる。管楽器に必要な呼吸のお話でした!!

 

ここ何年間を合わせてこれらの本を参考にさせていただきました。

朝練 管楽器の呼吸法 呼吸法・喉とアンブシュアの関連性 藤井完 著 (朝錬) [楽譜]藤井 完 (著)

 

この本は、高校一年生の秋に読みました。人体の構造から、呼吸筋の話、顎、口の中、喉それらをどう扱うか原理と実践がかいてある素晴らしい本です!

 

金管楽器奏法革命 ~出せなかった音が出る~ [単行本] 村松 匡(著)

こちらの実践編があることは今回初めて知りました。

CDが付属していたり、その音を聴いてイメージを作り、吹いてみるのはとても効果的です!!

自分は高校一年の秋にみつけ、読みまくりました。

呼吸・舌・唇。音が変わる体の使い方のことが写真を添えてとても分りやすく書いてありこれから勉強したい方おすすめです!!

 

ハイトーンを特に出したいという方はこちらがおすすめ!
夢のダブルハイCへのステップが書いてあります!
杉山 正

こちらは、シラブル(舌の形、発音)を主においてハイトーンを出そうという本であります。

トランペットを吹き始めたばっかりの方は唇に意識がいくのが当たり前だと思いますが、

舌をどうするのか、そこを意識してみることで新たな見方が見えてくると思います。

舌なんて考えたことがないってかたは一度実践してみることをお勧めします!。

おまけ

僕の現在の使用楽器 Braspire 923LT WestCost

 

この楽器はとにかく軽くベルが薄く作ってあり、全体のバランスがよく、輝かしく、音が遠くに飛ぶそんな音がします!。

特にビックバッドのリードトランペットの方、吹奏楽で1stの方、高い音をよく吹かれる方オススメです!

 

使用マウスピース JET Tone 10M または YAMAHA EM1

JET toneというマウスピースは特にビックバンドのリードトランペット(リーダーであり、高い音を担当しみんなをリードする)の人にぴったりなマウスピースといわれます。

僕が初めて吹いたときに思ったのが、普通に吹いてもなかなか音が鳴りません。

ですが、正しい奏法で、脱力した状態で吹くと良い音が鳴ります。

初心者には難しいマウスピースとなりますが、さらに上に行きたい方、プロフェッシャルな演奏がしたい方はオススメです!!

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投稿者プロフィール

魚住諒
魚住諒
26歳 統合失調症の回復期の認知機能障害やうつ症状などに悩んでいるが、克服して、勉強や仕事ができる頃の脳に戻したい。
愛知産業大学短期大学通信教育学部国際コミュニケーション学科卒業(英語)
2016年セブ島へ1ヶ月語学留学してきた。
WordPress/PHP/HTML/CSS/React を習得中
英語とプラグインやテーマを開発できる人になるよう日々研鑽
ジャズトランペットとガジェット関連が好きです。

[ 最近のWordPressコミュニティでの活動 ]
contents.nagoya 2019 オープンセッションスピーカー
WordCamp Haneda 2019 – START!セッションスピーカー
Aichi WordPress Meetup #9「WordPress用のレンタルサーバーの選び方 /Emmetツールの実演」
WordBench Nagoya 6月度 (初心者向け)「PHP入門からテーマ作成さらにWordPressを使う上で知っておくと幸せになることまでとことん知ろう!
Aichi WordPress Meetup #5「カスタムブロックを活用してみよう!」
2017 WordFesNagoya 実行委員 Webサイト制作チーム & セッションスピーカー
2016 WordFesNagoya 実行委員 Webサイト制作チーム & セッションスピーカー

TOEIC
2016年03月13日 LR 235 (Listening 180 Reading 55)
2018年04月08日 LR 300 (Listening 180 Reading 120)