もりやま総合心療病院(医療法人八誠会(精神科単科))のでかい病院に入院してみて大学病院の精神科病棟より良かったところを書いてみる

こんにちは!魚住諒です。

目次

今回はとてもいい入院だった!

今まで五、六回大学病院の精神科病棟に入院してきましたが、何度も繰り返してもダメなため、違う手を打とうと、2/28から5/7までの約二ヶ月以上僕の住んでるあたりではとてもでかい精神科単科の病院の急性期病棟に入院してみました。

精神科単科の方が良かったところ

病院の食事にしては食事が美味しい+太る人には高脂常食

食事が美味しいに関しては、病院が依頼している業者によるので参考になりませんが、僕が入院していたところは、週に一度麺類や、カツが出たり、入院食なのに普通の食事のように美味しいものが出て、それが楽しみの一つの毎日でした。

そして、僕は抗精神病薬(統合失調症の薬)がオランザピンになったことで、高脂血症(脂質異常症)の副作用が出てしまうので食事ではおかずが減ってあったり、ラーメンだったら汁なしだったりする脂肪を抜いた高脂常食というものでした。そう、食事療法では人によって脂肪が減らしてあったり糖分が減らしてあったりそこにも気を遣ってくれた食事療法でした。(本音はラーメン汁ありがよかった)

作業療法(OT)で色々なことをやらせてくれた

作業療法はリハビリテーションの一環を行うところで、創作やスポーツなどといった活動を通して、心の回復を促したり、生活の質を高めるための支援を行ったりするのが基本だそうです。

コロナ前ではOT室という部屋でやってましたが、コロナ対策のため密にならないよう、ホールで広々と行えました。

大学病院の作業療法では、縫い物が苦手だったので、足し算引き算や間違い探し、金曜日には卓球をやってましたが、今回の入院は、

月に一回書会で習字をやり、

週に二、三回ぐらいははヨガのようなことを行なったり(30分ぶっ続けでやるので程よく疲れます)、

ハンドマッサージをやったり、

週に一度塗り絵をやったり、

たまに塗り絵じゃなくて絵手紙を水彩画で描いたり、

大学病院よりもいろいろな作業や運動をさせてくれた作業療法でした!

(木曜日は65歳以上の会をやっているので僕はお休みと言うこともありました。) 

センターOT(作業療法)がある

B3に入院してましたが、作業療法中に作業療法士さんにセンターOTというもっと専門的に行う作業療法も4階の

OTセンターであるよと教えてくれましたが、

入院してすぐは、病棟の作業療法で手一杯でしたが、

慣れてきたところで作業療法士さんに相談し看護師さんに相談し、医師に許可をもらい、作業療法士さんとの面談で、自分の特性などを測ったり、あるものを描いてその時間や正確性、ちょうど良い作業量などを測ってもらいそれにあったセンターOTの内容になってました!

ボディアウェアネス

アウェアネスとは気づきで、自分の身体がどんな動きをしているか気付く能力の事を言います。

準備体操後、ストレッチポールを用意しまず、乗らずにシートに寝転がって、肩のツキ具合、腰のつき具合、左右差などを認識し発言します。

そして、ストレッチポールにのり、エクササイズを行いその後、寝転がり再度、確認します。

僕は肩が肩甲骨あたりがべったりとくっついたり、左右差が無くなったりしました。

そう言う気づきを感じながら一時間みっちりと運動するので水を終わったらたくさん飲んだり翌日筋肉痛になったりと色々ありますが、とても気分がリフレッシュする上体力も向上し本当に良いプログラムでした。

ココ・リカバリー

ものづくりや他の人との交流の場で個々のリカバリーを目指すプログラムです。

僕は初参加なので下の写真にある通り革細工を行いました!

革や型の道具や木槌や筆やトコカラーガラス板など革細工でコースターを作る上で必要なものが全て揃っていて、一ヶ月ほどかけて写真の物を完成させました!

完成品を持ち帰りたい人は材料費100円で、作業療法は治療の一環なので保険が効いて、100円で作ってしまえれて嬉しいです!

そして、革細工は失敗ができませんものすごい集中力と注意力が向上しました!

アメリカ旅行のスタバで買った小さなコースターがジャストサイズでした!

主治医が毎週診にきてくれる

大学病院では主治医が入院のたびに変わります。そして担当医がついて毎日担当医に診てもらえます。

毎日診てもらえるのはメリットなのですが、先生との相性もありますし、主治医とはカルテ上やりとりするだけで、あとは週に一度の教授回診で診てもらいます。

それが、精神科単科の病院では、外来の時の先生が診ていただける特徴がありました。

認知症や症状によって病棟が違う

病棟がA棟、B棟、F棟、E棟と、四つもありました。

症状や年齢によって病棟が違うようです。

僕が入院したのはB棟の3階の急性期の病棟でしたが、一階には長く入院する開放病棟の回復期リハビリ病棟、B棟二階には認知症の病棟がありました。

大学病院では認知症などの患者も同じ病棟でしたが、ここの病院は分かれていて規模のでかさと患者さんの規模のでかさがうかがえます。

コロナ対策で途中から人数が少ないというのがありましたが、僕と同じくらいの症状の人が集まり良い人付き合いができとてもよかったなと思ってます。

コロナで外出ができなかったが、院内外出中にスマホが使える

コロナ対策で前はコンビニまでなど外出できていたようですが、だめになってました。

が、しかし、週によって違いますが、今週は1時30分から3時30分まで院内なら外出できる(外に出れない)ということで、売店までなどいけます。

その時にスマホを持っていっていいということで外出のついでにスマホを使うことができたので、大学病院での閉鎖病棟では、外出できてもスマホ持っていけないなどありましたが、今回はスマホを持っていけたのでスマホを使うことができました。

たまに外出中に売店でアイスやプリンなどを買って食べてました。それも懐かしいです。

ロッテのZEROアイス、カロリーまでは流石にゼロではなかったです笑

洗濯機が無料で干すところもある

大学病院では洗ったものを干すところがないため、

洗濯機に100円、乾燥機に200円と、一回に300円の洗濯をしていました。

が、入院していた病棟は広くて、干す竿も干すスペースもあって、そして乾燥機は100円ですが、洗濯機は無料で皆さんと共同で自由に使えました!

洗って干してしまうこのルーティーンでした。

知的障害の人もいて初めて友達になった

最初入院した時にいろいろな不安がある中2歳年下の人が洗濯の竿はこう使うとか人懐っこく教えてくれました。

そしてよくよく話してみると知的障害の受給書などを持っており、小学校三年生ぐらいの知能らしく、

一緒に仮面ライダーやレンジャーものをテレビで見ましたが、新しい変身ベルトのCMがやると買わないと!っていたり、レンジャーものの革ジャン?コスプレ?などをしていたり、まるで子供の心を持っているような感じで関わってみたらとても楽しかったです。そして、グループホームに入ったことがあったのでそのことを聞いたり、B型作業所は簡単すぎてつまらなかった(いや!え!意外)といっていたり色々情報も手に入りましたし、一緒にPSゴールドやYOUは何しに日本へを一緒に見た時は本当に楽しかったです。人生で初めて知的障害を持っている人と関わり貴重な体験をできました。(僕も精神障害者ですが)

領収書・請求書・医療明細書でわかる入院費

2/27〜5/7入院し、

69日間で、合計69,160円でした

治療費は0割負担なので、主に食事ですね。

大学病院と同じくらいの食費で、大学病院より美味しい業者を使ってるのでその点もいい入院でした!

退院後外来のOTで入院中のOTの続きができる

ケースワーカーさんに退院後の生活を一緒に考えましょうと言うことになりまして、

作業療法士さんとも相談して、午前中は外来OT、午後はディケアを使ってリハビリをすることになりました。

手厚く退院後のリハビリなどのケアもしてくれるのが大学病院とは全然違ったところです!

デイケアの建物もある(第一リハビリセンター)

週に二日はデイケアに行きます。それだけの建物があるのがすごいです!

一ヶ月ほどデイケアに通ってみましたが、40代ぐらい以上の人ばかりであまり友達はできませんが、皆さん良い人で仲良くさせていただき、みんなでリハビリしている感じがします。

ビーンボーリングでストライクを出せたら、うおーと声を出してしまったり、盛り上げあったり、ストレッチしてリラックスしたり、漢字検定で頭を使ったりと、いろいろなプログラムに作業療法士さん心理士さんケースワーカーさん精神保健福祉士さん、学生さんがいてどのプログラムも本当にいい時間を過ごさせていただいてます。

そして、500円の食事をサービスで食べさせてくれるのは内緒です。

大学病院の方が良かったところ

他科依頼で病気を持っている人も入院できるところです。

骨折している人は整形外科に診てもらえたり、

虫歯がある人は口腔外科で診てもらえたり、

大きな病気がある人は外科、内科に行けたりと、

持病を持っている方や入院中にもしものことがあったときにすぐ助けてくれます。

今回の入院では、アキレス腱が痛くてもなかなか整形外科の先生が早く来てくれなかったり、虫歯ができたら歯科医師が道具を持ってくるそうです。一応フォローしてくれますが、大学病院とはレベル全然違います。

その点健康を一番安心して入院できるのが大学病院ですね。

最後に

もりやま総合診療病院の理念と基本方針を見ると、

理念「誠実で開かれた医療を行い、地域に貢献します」

基本方針

  • 良質で安全な医療を提供し、信頼される病院を目指します。
  • 各職場の連携を密にしたチーム医療を柱とします。
  • 患者様が地域で快適な生活ができるようにリハビリテーションを積極的に行います。
  • 明るく、思いやりのある職場作りを行います。

とあります。

まさにこの理念と基本方針を感じた入院でした。

最初は、精神科単科病院行っても大学病院とそんなに変わらないし、研究者がいる教授がいる大学病院の方が上だと思ってましたが、自分と相性が良くリハビリもさせてくれたのは精神科単科の病院の方です。

これからもOTとデイケアに通いリハビリをして社会復帰をできるよう頑張ります!

病院の関係者の方がた、医療法人八誠会さん、荷物を持ってきてきたり入退院に送り向かいにきてくれた家族皆様に感謝します。

この記事が大学病院では入院したことあるけど、精神科単科病院ってどうなの?と思っているかたの参考になれば幸いです。

投稿者プロフィール

魚住諒
魚住諒
26歳 統合失調症の回復期の認知機能障害やうつ症状などに悩んでいるが、克服して、勉強や仕事ができる頃の脳に戻したい。
愛知産業大学短期大学通信教育学部国際コミュニケーション学科卒業(英語)
2016年セブ島へ1ヶ月語学留学してきた。
WordPress/PHP/HTML/CSS/React を習得中
英語とプラグインやテーマを開発できる人になるよう日々研鑽
ジャズトランペットとガジェット関連が好きです。

[ 最近のWordPressコミュニティでの活動 ]
contents.nagoya 2019 オープンセッションスピーカー
WordCamp Haneda 2019 – START!セッションスピーカー
Aichi WordPress Meetup #9「WordPress用のレンタルサーバーの選び方 /Emmetツールの実演」
WordBench Nagoya 6月度 (初心者向け)「PHP入門からテーマ作成さらにWordPressを使う上で知っておくと幸せになることまでとことん知ろう!
Aichi WordPress Meetup #5「カスタムブロックを活用してみよう!」
2017 WordFesNagoya 実行委員 Webサイト制作チーム & セッションスピーカー
2016 WordFesNagoya 実行委員 Webサイト制作チーム & セッションスピーカー

TOEIC
2016年03月13日 LR 235 (Listening 180 Reading 55)
2018年04月08日 LR 300 (Listening 180 Reading 120)